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夏がやって来る前に──夏の『蒸し暑い』を味方につける広報のヒント

ひと雨ごとに湿度が上がるこの季節。
「梅雨が明けたら動き出そう」と考えがちですが、実は6月こそ広報担当者にとって“仕込みのゴールデンタイム”です。

クリエイトワンが日々現場で感じている“夏前プロモーション”のコツを、3つのエピソードでご紹介します。


1. 梅雨の“うっとうしさ”はチャンスに変わる

6月上旬、あるアパレルショップが店頭に置いたのはシンプルなカード一枚。
「今日の湿度 80%。来店ポイント2倍」ーーーー
数字で示された“ジメジメ”は、お客様にとってはストレス。それを即座に得に変える仕掛けが話題になり、カードの写真が SNS に上がるころには客数が前週比1.4倍になっていました。

ポイント:
ネガティブ要素(雨・湿度・蒸し暑さ)をポジティブな行動理由に変換する。
気象データは無料で手に入る“コンテンツの宝庫”です。自店の属性と掛け合わせ、即日反映できる告知を準備しておきましょう。


2. 触れた瞬間に“涼しい”紙ツール

クリエイトワンが昨夏制作したのは、冷感ニスを部分的に塗ったポストカード。
受け取った瞬間に指先がひんやりするから、開封率が跳ね上がる。
裏面は思い切って QR コードとコピー1行だけ。「続きをスマホで」。
余白が多いほど、触覚体験は強く印象に残ります。

ポイント:
五感のうち1つを際立たせると、情報量を減らしても記憶に残る。
梅雨〜真夏まで長く配れるデザインなら、印刷コストも回収しやすいはずです。


3. ショート動画は“毎週15秒”で十分

最新映像機材は必要ありません。窓際の自然光とスマホだけで撮影した15秒動画を、週に2本。
内容は「スタッフが実演する二の腕ストレッチ」や「猛暑日に効くクールダウン術」。
視聴者が“自宅で試せる”ネタを小出しにすると、次の投稿を自然に待つサイクルが生まれます。
動画の最後にサロン予約ボタンを添えたところ、6月の Web 予約が前年同月比180%に。

ポイント:
小さな成功体験を画面越しに渡し、仕上げは店舗へ誘導する。
尺は短く、でもシリーズで続ける――このバランスがカギです。


まとめ

梅雨の湿度、紙の冷感、15 秒の動画。
どれも派手な投資はいりません。ただ、6月に動き出すか、7月を待つかで夏の売上は大きく変わります。
クリエイトワンは企画の着想からデザイン、印刷、ウェブ運用までワンストップ。
「うちでもやってみようかな」と感じたら、ぜひ気軽にご相談ください。

▶お問い合わせは http://www.createone.info/contact/